◆町境ウオーク南部編◆

 新人町議「必修科目」の町境ウオーク2回目は、「複雑怪奇な境界」の南部地区で5時間余りブラタモリしました。前回の北部ウオークと合わせ全町制覇です。

 知る人ぞ知る5階建て社宅は、ビル真ん中に町境があり、住居表示は3カ所ある入り口のうち2カ所が府中町「青崎中」、もう1カ所が広島市「東青崎町」となっています。住宅密集地の中で境界が複雑に折れ曲がり、6軒だけの広島市の飛び地もあります。2棟並ぶ長屋の中庭にも境界があり、洗濯物が市と町を行き来しそうです。船越墓園の中の境界は地元町議ですら「気づかなかった」とのこと。ほかにも工場内やJR線路敷内でジグザグの境界などがあり、「珍風景」番組ができそうです。

 この地域は、「青崎東」「青崎南」「青崎中」が府中町で、「東青崎町」「青崎1~2丁目」が広島市、という郵便・宅配泣かせの場所でもあります。昔の海岸線と江戸時代以来の新田開発が入り組んでいた所に自動車メーカーが進出し、高度成長期にスプロール化が進んだ様子がよく分かります。

 今回も山道を迷わずガイドいただいたM議員と南部に詳しいS議員に感謝。向洋駅近くの古民家甘味処「こふじもち」の昼定食もごちそうさまでした。(2020年11月21日)

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、立っている人、屋外
長屋の間の市町境
墓地の中を貫く市町境
画像に含まれている可能性があるもの:空、屋外
社宅の右半分は府中町、左半分は広島市
南部も踏査(2020年11月21日)

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